イングリッシュハンドベルは約400年前にイギリスの教会でタワーベル(チャーチベル)の練習用に造られ、その後アメリカで発展した楽器です。錫と銅で造られていて大変錆びやすいです。
演奏者が白い手袋をしているのは、汗や指紋からベルを守るためです。
透明感のある深い音色で、最近では癒やし系の楽器としても注目されています。
使用楽器の紹介
シューマリック社製イングリッシュハンドベル
イングリッシュ・ハンドベルは、中にあるクラッパー(振り子)が金属部分を叩くことで音を出します。
クラッパーは一方向にだけ往復するようになっており、ベルを振るたびに一度だけ鳴るようにスプリングで調節されています。
ベルの振り方を工夫することでいろいろな音色を生み出すことができます。
シューマリック社製マレット
イングリッシュ・ハンドベルには、マレットでキャスティング部分(ベルの外側部分)を叩いて音を鳴らすという奏法があります。
高音のベルは手に持ってマレットで叩き、低音はスポンジの上にベルを置いて上から叩いて音を鳴らします。
使用するマレットはベルの音域によって異なります。